








透明度が高く色艶の良さを特長に持っている日本酒。
舌の上で転がすや否や、米の旨みが口の中に広がり、コクと芳ばしさが同居する豊かな味わいが楽しめます。


雅やかで芳醇な香りとまろやかな口当たりが特長の日本酒。小杉放菴が新潟県の安明荘という別荘で暮らしていた晩年は、桃川の日本酒一筋だったと言います。放菴が桃川に句を寄せた際の書に書かれていた「桃川」の文字を借用し、現在でもラベルデザインに使用されています。


日本酒を愛し日本酒にまつわる画を多く残した画家・小杉放菴(1881~1964)は、旅中に出会った桃川の酒に惚れ込み、酒蔵元へこのような句を贈っています。
よき人は よき酒つくる みちのくの 桃川のさけに 今日も酔ひたり 放菴
桃川の日本酒造りへのこだわりと情熱が生む口当たりの良い酒を愉しみ、その味わいに心地良さを感じていたのでしょう。放菴は、桃川の酒の良さを知っていたのです。コクがありながらも端麗な味わいは、翌朝の目覚めさえも清々しいものとし、前日の楽しい語らいの記憶さえも蘇らせるのです
桃川シリーズ

